こんにちは!

 

前回は、フラ教室『ハラウ・ナ・レイ・アロハ』の主宰、吉田先生のフラの体験レッスン1曲目の様子をお届けしました。マウイ島について歌った曲、「Maui Loa」に合わせて振り付けを教わり、フラの楽しさとマウイ島の魅力を感じました!

 

吉田先生のフラ教室、レッスン体験②はこちら→

「フラの体験レッスンに行ってみた!②~一曲目「Maui Loa」~」
https://mimic-studio.com/blog/hula_lesson2/

 

今回は、皆さまおなじみディズニー映画「美女と野獣」のテーマソングに合わせてフラを踊ります。この美女と野獣のテーマソング、ハワイ語での曲名は「Huli Ka Na’au」です。ちなみに、フラで使える曲には一定の条件があります。条件についてはこちらのインタビュー記事をご覧ください!→

「フラについてプロの方にお話を聞いてみた!③~フラの流派と吉田さんのフラ教室~」
https://mimic-studio.com/blog/hula_interview3/

 

今回教わる美女と野獣のテーマソングは、ハワイのミュージシャンが作った曲ではないのですが、歌詞がハワイ語なのでフラで使ってもいいとされる曲になるのです。

ということで、レッスンでは歌詞もハワイ語バージョンの曲に合わせて振り付けを教わりました。曲自体は有名なので知っていますが、フラだとどんな振り付けが付くのか楽しみですね!ぜひ最後まで見ていってくださいね。

 

 

 

「Huli Ka Na’au」の振り入れ 

 

今回のレッスンでは、「Huli Ka Na’au」の振り入れから見せてもらいました。

先生が振りを教えて、生徒さんたちがそれを覚えていく…というのはどこのダンス教室でも同じだと思うのですが、吉田先生の教室の生徒さんたちは教わった振り付けをメモしていました。どのようなメモかというと、曲の歌詞やカウントごとに区切って、場面ごとの振り付けを棒人間で表現し、ビジュアル的にわかるようにしたものです。確かに文字だけのメモだと動きを思い出せなくなってしまいそうなので、絵と歌詞・カウントをリンクさせてメモしていくのはわかりやすくていいですよね!

また、吉田先生も考えた振り付けを、同じように雪だるまのようなかわいいキャラクターで表現してメモしていました。

吉田先生によると、ジャズダンスやフィギュアスケート、新体操、ポールダンスをされる方も同じようなメモの取り方をしていたのだそうです。

 

また、個人的に驚いたのは、皆さんの振り入れの早さです。今回、生徒さんと私以外にもう一人レッスンに参加されていた方がいるのですが、初めてやる「Huli Ka Na’au」もすぐに踊れるようになっていました。生徒さんたちも、すでにある程度振り入れが終わっているとはいえ、すぐに通しで踊れるようになっていて、「すごい…」という感想しかありませんでした。

吉田先生によると、フラの踊りにはいくつかパターンがあり、慣れてくると「次はこの動きだな」と自然とわかるようになるのだそうです。

 

 

 

「Huli Ka Na’au」の振り付けについて

すべての振り付けをご紹介したかったのですが、ここでは一部のみご紹介します!

 

「Huli Ka Na’au」の歌詞の中に「kahiko」という言葉があります。Kahikoは直訳すると古いとか古典といった意味になり、ここでは「懐かしい」と解釈されます。

そして、1番の歌詞は日本語に訳すと「懐かしい物語」となっているのですが、4番の歌詞は「懐かしい歌のように」という意味の歌詞になっています。

そのため「懐かしい」の部分は共通の振りですがその後に続く振りが変わります。間違えそうですが、歌詞を表現して伝えるということが大事なフラならではですね!

 

そしてもうひとつ、印象的だった振りがあります。両手を伸ばして下からゆっくりあげていく振り付けです。少しミュージカルっぽい動きだなと感じました。

 

吉田さんはミュージカルや芸能人のいろいろな動きを研究してフラの振り付けにも取り入れているのだそうです。電車の中で思いついたりもするそうで、いいアイデアをひらめくと急いでメモをとるのだとか。

現代の動きも取り入れているからこそ、ミュージカルのようなダイナミックな振り付けもあるのかなと思いました!

 

また、レッスン中に「アロハ」を表す振り付けの男女の違いをこぼれ話的に教えてもらいました。ちなみに、「アロハ」には挨拶のイメージを持つ人が多いと思いますが、愛という意味もあるのだそうです。

女性の振り付けの場合は、両手を胸の前でクロスして手のひらを肩のあたりに添えて置きます。このとき、腕が体のくっつくようにします。男性も大まかには女性と同じように腕を胸の前でクロスするのですが、男性の場合、自分の体と腕の間に空間を作るようするという特徴があります。これは、ハワイの男性は愛を表現するときにバックハグをするからなんだそうです。自分の体と腕の間に愛しい人が入るように空間をあけるということです。なんだかロマンチックですね!

 

 

 

生徒さんたちがフラを始めた理由

 

レッスン中に、生徒さんがフラを始めた理由についてもお聞きできました。

ジャズダンス経験のある生徒さんは何か踊りを習いたいなと思っていたときに、ハワイに訪れて「いいな」と思ったからフラを始めたそうです。フラメンコをやっていた生徒さんは靴を履くと足が痛くなるようになってしまったので裸足で踊るフラがぴったりだったとのこと。また別の生徒さんたちは、健康のためにフラを始めたと言っていました。

 

さまざまな理由で皆さんがフラを始められたのだということがわかりますね!

さらに、ケガした人がリハビリのための軽い運動でフラをしてみたり、心がちょっと疲れた人が癒されるためにフラの世界に入ってみたりなど、フラは多くの人にとっていい効果をもたらすものなんだそうです。

 

 

 

クラスの雰囲気

 

少しだけ、今回お邪魔したクラスの雰囲気もお伝えします!まず印象的だったのは、吉田先生と生徒さんたちの距離が近いことです。生徒さん同士が仲いいのはもちろん、生徒さんと先生の関係性もお友達のようで、いい雰囲気でした!

レッスンも和やかな空気の中、「こうかな、ああかな」と先生と生徒さんたちがコミュニケーションをとりながら進んでいました。そして突然始まるおやつタイムもとても楽しかったです。おやつごちそうさまでした!

フラを踊るときは真剣ですが、おやつを食べながらおしゃべりしたりもする、そんな和気あいあいとしたクラスでした!

 

 

 

最後に、フラのイベントで実際に「Huli Ka Na’au」を披露されている動画のご紹介です。吉田先生のYouTubeチャンネルに上がっています。ぜひご覧ください!

 

吉田先生のYouTubeチャンネル

「Halau Na Lei Aloha ハラウナレイアロハ」

https://www.youtube.com/@halaunaleialoha4478

 

動画

「千葉Hawaiianバレンタインコンサートに出演しました ダイジェスト版」

https://youtu.be/8c42fGZpdTI?si=9eajW_2tMcybUOJ6

↑「Huli Ka Na’au」は0:07あたりから!